2021年09月

アンデシン 4.478ct

太陽のパワーと優しさを
ぎゅっと閉じ込めた、ひだまりの宝石

アンデシンが初めて発掘されたのは、アフリカのコンゴ民主共和国。2002年のことでした。ラブラドライトやサンストーン、ムーンストーンと同じ「長石」の仲間で、それぞれカルシウムとナトリウムの含有率によってその名が変わります。完全劈開性(へきかいせい)のため、熱や衝撃に弱いのも特徴です。

グリーンやイエロー系も存在しますが、希少性があり人気も高いのが赤系のアンデシン。ルビーやレッドスピネルが醸す強い赤とは異なり、アンデシンの赤はあたたかな太陽の赤。童話「北風と太陽」で、旅人のコートを無理強いすることなく脱がしたエピソードに、少し相通じるものがあるように感じます。

アンデシンの「日」とムーンストーンの「月」を足すと「明るい」という言葉が生まれます。実はこの二つの石は相性がとてもよく、一緒に身につけることでさらに心を晴れやかにしてくれるという相乗効果があります。アンデシンとムーンストーンは明るさを生み出し、昼と夜のバランスを調和するのです。

ひだまりのような、ほのぼのとした温かで明るい光が心を包み、守ってくれるアンデシン。それは他を受け入れず硬いバリアで守るのではなく、自分の脆さを認め、まわりの環境との調和を図りながら守ってくれる力。「無理して自分を変える必要はない」と優しく伝え、支えてくれるのです。