2021年09月

エメラルド 1.610ct

美と健康と富をなす
女王を虜にした伝説の宝石

深く輝くグリーンが印象的なエメラルド。紀元前1700年代には採掘されていたという、非常に歴史の深い石です。5月の誕生石としても知られていますが、日本では結婚55年をエメラルド婚と呼んでいます。大きな節目の金婚式から、さらに健康でいられるようにとこの名が付いたそうです。

エメラルドは「クレオパトラが愛した石」として知られ、その執心ぶりは自身の名をつけた鉱山を所有しているほど。ジュエリーとしてはもちろん、粉末にしてアイシャドウとして使っていたと言われています。これは、エメラルドが美しいだけでなく魔除けや解毒に作用すると信じられていたからです。

また、目の疲れを癒すため、古代ローマ皇帝ネロはエメラルドのレンズを入れた眼鏡を愛用。現代でも「緑色を見ると目が休まる」と言いますが、それを自然と感じとっていたのでしょう。目は「心眼」にも通ずるとし、時の権力者たちが自身の健康と権力の安定を求め、エメラルドを身につけたのです。

国を守るという使命に一途だった古代の権力者と、便利な世の中ゆえに自分の目標や方向性が定めきれなくなっている現代の人々。昔の偉人がエメラルドを頼ったように、深く美しいグリーンとあなたの五感を繋げましょう。時には「頭で考える」のをやめ、心が発する言葉にだけ耳を傾けるのも大切です。