2021年12月

スファレライト 0.790ct

「幻惑の石」と呼ぶにふさわしい
神秘的な異質感と高い分散度

石の輝きの強さを表す「屈折率」。ダイヤモンドは2.419という高い屈折率で知られていますが、実は「スファレライト」の屈折率はダイヤモンドに匹敵する2.37です。また、虹色に煌めくファイアの要因「分散度」においては、なんとダイヤモンドの4倍。「幻惑の石」との呼び名がついたのもうなずけます。

硬度も低く劈開性という性質がある一方、和名は「閃亜鉛鉱(えせんあえんこう)」と、光の鋭さを強調し、圧倒的な存在感を醸しています。産出される多くのスファレライトは、鉄分を多く含むと黒~濃い赤となりますが、そのほとんどは少量のカドミニウム、マンガンが混じったオレンジッシュイエローです。

グリーンに輝くスファレライトは、落ち着きながらも他のどの石とも違う、この世にたった一つしかない魅力を感じずにはいられませんでした。ほのかに抹茶色を放つこのスファレライトは、いったいどのような意味を持って生まれたのだろう。どうして今ここに存在するのだろう……そう思わせる意思でした。

本当の自分の魅力を再確認するためには、孤独感や不安な気持ちを消し去る必要があります。まずはスファレライトの輝きに気持ちを委ねてみましょう。閃光のように強烈で、本当の自分はこうなのだと訴えかけてくる光は、その人本来の「カラー」と「輝き」に気付くよう、導いてくれることでしょう。